09/30: 集中力!!
投稿者: くれあ

企業のDVDにナレーションを入れてきました。
CMナレーションとは違って、10分のDVDなので、文章も多いわけです。
CMだと、長くても30秒ですからね。
約2時間。
一人個室の録音ブースに入って、原稿と映像とにらめっこ。
耳にはヘッドホン。
監督さんとのやり取りは、基本すべて耳から。
専門用語(?)も出てきてますよ。
もちろん、原稿は昨日頂いたので、色々とネットで検索。
『ほ〜〜〜!!!』と初めて知ることもあり、わくわく。
普段使っていない言葉を口になじませ(口の筋肉、ちゃんと覚えろ〜!みたいな)
パソコンを使っての練習。録音をし、聞いて、また録音して、聞いて・・・
耳で聞いて、ちゃんと聞こえるように。文章の意味が分かるように。
リズム感だったり、強弱だったり、イメージだったり・・・
何年か前にも、似たような企業のナレーションをさせて頂いたことがあるのですが、今から思うと、へたっぴだったな〜。いや、当時も思いましたけど・・・ごめんなさいね〜。
でも、一年後も、
『あ〜去年のあれ、へたっぴだったな〜』
と思えるよう、努力努力の毎日です。
2時間・・・今のくれあ的には、集中力の限界に近いかな。
ま、今までの経験で、甘いものが必要なんですよ。
なので、昔はミネラルウォーターしかブースには持ち込まなかったのですが、今は必ず甘い飲み物も持参。
音響さんが編集でちょっと時間がある時は、お口にぽんとす〜っとするのど飴を放り投げたり。
あ、あんまり水分を取ると、逆に口の中が渇くかも。
当たり前だけど、稽古場とは違うエネルギーと集中力と責任感。
稽古場では、いかに自由になれるか!!子供になるか!!!
現場では、いかに大人になれるか!
監督さんやクライアントさんの希望を瞬時に叶えるために!
中原くれあを使って、よかった!と思って頂けるように!
どんな言い訳も通用しない。
それが現場。
ひとりで戦わなければならない。
録音が終了し、
『中原さん、通して聞いてみるから、シャバに出ておいで〜』と。
クライアントの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に、大きな画面で、大きなスピーカーで見て聞く。
いや〜自分の声を改めて、皆さんと一緒に聞くのは何とも苦しく恥ずかしい・・・
でも、我慢。ちゃんと自分のお仕事を見極めます。真剣にね。ドキドキしながらね。
終わって、皆さんから
『ありがとうございました。よかったです!』
にこにこにこ〜。
ほ〜〜〜〜〜。
よかった。
『こちらこそ、有難うございました!また、よろしくお願いします!』
とても幸せな瞬間です。
緒形拳さんが亡くなられましたね。
とても好きな俳優さんでした。
数年前からご病気だったと。
家族以外の誰にも知らせず、お仕事をしていたと。
亡くなる5日ほど前まで。
色々なことを想像しました。
心からご冥福をお祈りいたします。
05/15: 日常へ・・・
投稿者: くれあ

ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
5月だというのに、肌寒く、雨の中、多くの方にご来場頂き、心より感謝いたします。
今回も作品作り、いや〜難しかったですわ。
オープニングから駆け抜けましたよ。
実際にもね。
あのオープニングは、役者にとってやりやすかったな〜。
エンディングね、拍手頂けると思っていなかったのですよ。
喜劇と言いながら、ラストは、とても切ないラスト。
『さあ、楽しんで頂けたならば、どうぞ拍手を!』
と泣きながら言われても、厳しいだろうな〜と。
そしたら、暖かい拍手が!!
舞台ってすごいな〜、お客さまってすごいな〜と。
前作『桜ノ森ノ満開ノ下』とは180度イメージが違う作品。
原作の持つイメージが違いますから、ね。
『桜』が好きだったお客様には、ちょっと物足りなかったかな?
『桜』が?だったお客様には、気にいっていただけたかな?
MOMENTS初体験のお客様は・・・どっちかな?
なんせ、『喜劇』 挑戦でした。
もちろんただの喜劇ではなく、観終わったあとに、感じ、考えて頂けたかなと。
今回も素敵な仲間たちに恵まれ、最後の最後まで戦い抜きました。
本当にありがとう。
さ〜て、諸々な残務をこなしつつ、12月公演に向け、スタートしなくちゃね。
MOMENTSのゴールは、まだまだ先だ〜!
位置について、よーいーーーーーどん!
温泉・・・・・・・・・・
05/12: あっという間に千秋楽
投稿者: くれあ

土日は、2時と6時半の2回公演。
2時から3:40くらいに終演。お客様とお話。
その後、演出との確認。
おっと、すでに、4:45。
開演の45分前に、一度舞台に集合するMOMENTS。
ということは、5:45に舞台集合。
きゃ〜もう1時間しかない!
みんな楽屋に戻り、食事したり、化粧を直したり、髪の毛をクルクルしたり・・・。
ほとんど休む間はなく、5:45。
舞台に集合し、気持ちをあわせるために、軽くシアターゲーム。
みんなで手をつないで輪を作り、目を閉じ、大ちゃんから隣の人の手をギュってにぎる。それをまた、隣の人に回す。回すまわす。
深呼吸をしながら、みんなのエネルギーを感じながら、自分の余計な力を抜きながら・・・。
心がひとつになったら、目を開けて、スタッフ紹介!
『今日の音響〜〜その指に神がやどる〜〜ひさしまん〜〜〜!』
『今日の俺らに愛の光をくれる照明〜〜〜ふくちゃん〜〜〜!!』
『今日も忍者のように、俺らを見守ってくれる照明デザイン〜〜清水さん〜〜〜!』
『今日も舞台裏で巻き巻きしながら、支えてくれている舞台監督〜〜しなのん〜しなの巻き〜〜!』
『そして、制作のみんな〜〜〜〜!!さんきゅ〜〜〜』
『そしてそしてそして、こいつら!!愛する俳優たち!!一緒に走り抜けるぜ〜〜〜!』
『じゃあ、キャプテン、気合入れを!』
『OK、さあ、今日も一本大事にいくよ〜〜〜!しまっていこう!』
『お〜〜〜!』
舞台監督『開場5分前です』
『は〜〜い』
そして、各自、自分の時間へ。。。
これが必ず開演45分前に行われるモーメンツの儀式。
初日だけじゃなく、毎回行われます。
さあ、今回のこの儀式も残すところ2回。
すでに昨日から寂しくなっている私。
2ヶ月間、一生懸命作ったんだから、もっともっと本番をやりたい。
もっともっとお客様に観ていただきたい!!
でも、残り2回。
その2回、大事に大事に頑張ります。
皆様、劇場でお待ちしております!
05/11: ありがとう!
投稿者: くれあ

演劇業界(?)では、『2日落ち』などという言葉があります。
初日は緊張感があって、成功するのですが、2日目は、ちょっと気が抜けて
舞台がうまくいかない・・・みたいな意味です。
が、二日目落ちはなく、暖かいお客様に支えていただき、みんなの集中も落ちることなく、2日目、マチネ・ソワレとも無事終えることができました。ありがとう〜〜〜!
MOMENTSの舞台、毎度のことならが気が抜けないのですよ。
100分間、ほとんど出ずっぱり。
段取りもたくさん。
油断すると、手から離れてしまうアイテム。
一人がちょこっと失敗すると、すべてのバランス・タイミングが狂ってしまう。
ひ〜〜〜〜
という緊張感。
100分間、集中!
みんなで気持ちをひとつにし、駆け抜けます。
ほんとに、覚悟が必要です。
今回のオープニング。
その覚悟を入れるには、俳優にとって、ありがたいオープニングになってます。
気合入れ、十分です!
話は変わり、昨日のマチネ。
開幕して、数分後、台詞をしゃべっている私の目の端っこ、上のほうに、何かがちらちら。
芝居を続けながらも、『う?なんだ???私の目の錯覚か???いや、違う、何かが・・何かが・・・上からぶら下がってる〜〜!』
黒い布がね、なぜかね、照明をつっているところからね、ぶら〜んってね、1m半くらいの長さかな・・おちてぶらさがっちゃったのね。。。
さ〜〜私が袖に引っ込んでみると、舞台監督さん=しなのん、冷静に大騒ぎ。
照明の清水さんと、相談し、清水さん、覚悟を決め、照明を吊っている棒の上へ。
そして・・・そして・・・そうだ!いまだ!!!!!
音響にあわせ、『ここしかない!!』というタイミングのとき、清水さんは、照明を吊っている棒の上をす〜〜〜と布を引っ張りあげながら走り抜けた!!!!!!!
舞台上の俳優たち、目のはじっこでそれを確認!
『さすがだ、清水さん!!!』
お客様も『あっ、なくなった!』とほっとされたことでしょう。
ごめんなさい。そして、暖かく見守ってくださって、ありがとう。
ライブです。
何が起こるかわからない。
MOMENTS過去公演、色々なアクシデントを乗り越えてます。
すべてが愛おしいね。
それでこそ、ライブ!それでこそ舞台!それでこそ人生!
一緒に乗り越えられる仲間がいること、幸せです!
さ〜〜3日目。
体は疲れてきたね。
オープニングから汗だくの舞台だもんね。
3日間とも、2回公演だもんね。
1回1回、心を合わせ、集中していこうね。
さあ、今日も
『行くぞ〜お〜〜〜!』
05/11: ゲートには
投稿者: さち