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どうも！
土曜日夜に大泣きしたナマケネコです。
いやいや、自分でもびっくり〜。昔は泣けない子だったんだけどね〜。
最近どんどん涙腺がゆるくなっています（＾＾；）

あの時の気持ちはほんとに何だったのか自分でも良く分からない。。。
言葉にならない想いがお腹の底のほうから胸にうわ〜って上がってきて、
「はぁっ」って息を吐くような感じで涙〜（?!）、もう止まらない〜！！！って感じ。
今思うと「切ない」 って気持ちが一番近かった気がする。
どうして人間（自分）は、ほんとは小さなことで幸せになれるのに、
色んなことを望んでしまうんだろう？
どうしてこんなに利己的で欲深くて暴力的で、哀しい生き物なんだろうって。
あれもこれも手に入れたい。あれがいい、これは嫌い。
なんて身勝手で無いものねだりなんだろう。
そう思うととても切なかった。
今の自分は、望み通りの人生ではないけど、今の環境に感謝したり、
出来ることを少しずつやっていく努力をしたり、大丈夫なつもりでいた。
きっと傍から見てもそんなに危なっかしくなかったと思う。
でも、実はものすごく中身はスカスカでゆらゆらしてる積み木みたいだったんだなぁ。
ぎりぎりのバランスでなんとか踏ん張っていたのに、杜子春見たらぜ〜んぶ崩れたみたいな気がした。
嫌な気持ちではなかったけど、無意識に押さえてたものがうわ〜って飛び出したみたい。
きっと私だけじゃなくてみんな何とか気持ちの折り合いをつけて、歩いているんだと思う。
人生そんなに楽じゃないし自分に都合いいことばかりじゃない。
でも、もしかしたら周りの騒音が一瞬だけ、ハーモニーに聞こえることがあるかもしれない。
ちゃんと前を向いていたら、ほんの一瞬だけでも光が見えるかもしれない。
うつむいて耳をふさいで目を閉じてしまえば、何も聞こえないし見えてこない。
顔を上げて前をみていれば、いつもと違う景色が見えることもあるかもしれない。
それはきっと自分次第。どうしたいか、どうするかは自分で決める。
昨日、ひょこっと頭に浮かんだ言葉。「同じ阿呆なら踊らにゃ損ソン！」
ラストに杜子春の周りを囲んだみんなの表情がとても印象的だった。
そして杜子春が太鼓を叩き出して、それがとても嬉しかった。
光の方を、上を見て、力強く太鼓を叩いてくれて、私はとても救われた。
ほんとに、「救われた」って思った。

芝居は見る人の好みもあるし、たった１つのCritiqueなんて有り得ないけど、
でも、あの日の自分があの土曜日のソワレの杜子春に出会えて良かった。
9回も公演があって、私が見れるのはあの土曜日のたった1回きりだけど、
あの日に見れて良かった。
ありがとう。

PS. あともうちょっと最後のカーテンコールが長いともっと嬉しかった！
Standing ovationしたかったのに、しようと思ったらライト消えて客電点いちゃった。。。
心行くまでみんなに拍手を送りたかったよ〜！