MOMENTSのマクベス
構成・演出
佐川 大輔
(THEATRE MOMENTS)
シェイクスピアの「マクベス」というと、「詩的な言葉」、「どろどろした悲劇」「古典」と連想し、ちょっと敬遠される方も多いでしょう。もちろん、そういう面もありますが、私たちは今回、現代人にとって身近なお話としてマクベスを上演します。かといって、大胆な解釈を加えるわけではありません。また、シェイクスピアの戯曲をそのままやるわけでもありません。シェイクスピアの書いたことを、僕らなりに読み取り、真摯に上演します。必要に応じ、MOMENTS独自の台詞以外の表現方法も選択します。それはお客様にとって「感じ、想像し、体験できるマクベス」になるはずです。「現代に蘇るマクベス」なんて格好いいことは言いませんが、「現代に読み変えるマクベス」ぐらいは、と考えています。真面目に書いてしまいましたが、真面目にそう考えているので、そのまま書きました。真面目な証拠は劇場で。