ブログ

2006年11月

くれあ 2日目は、5時間半の長時間。
これだけの時間があると、みっちり出来て良いですな。


今日は、劇団一跡二跳の美香子も参加!


今日のテーマとは、『感覚を台詞にのせる!』


前半は、いつもと同じように、コミュニケーションをメインとしたシアターゲームを行い、しっかりとウォーミングアップ。
そして、今日は時間が長いので、下半身強化のための、身体トレーニング。田んぼを歩く・・とかね。身体を上下左右に引っ張り合いながら、歩く・・・とか。
自分の身体でコントロールできるかできないか・・のところで頑張ることで、身体の中心での支える力が強くなるのですね。


これ、ちゃんとやると、相当しんどい。
頑張ることによって、筋肉も成長するのですね。
身体の能力・許容範囲が大きくなる。
それによって、身体の存在がシンプルに大きくなります。
地道に大切なトレーニング。
そうだ、今はやりの言葉で言うと、『インナーマッスル』を鍛えるわけです。はい。


みんな汗ビッシャリになって、ちょっと休憩。


休憩後、マクベスから、一文台詞を選んでもらいました。
そして、二人組になり、一人が目を閉じ自分の台詞を言い続ける。もう一人が相手に色々な刺激を与える。
台詞を言っている人は、与えられる刺激によって台詞が変わっていく。
目を閉じているから、とても感覚的になっていて、触っていなくても、うしろにすっと立たれているだけでも声に変化が出てきた。
台詞がどんどん自由に変わっていく。生きた言葉になっていく。素敵です!


その後、このエクササイズの応用編。
2人組をグループエクササイズに変え、刺激を与える人を複数にし、アンサンブル対一人にし、途中から、目を開けてもらう。


面白かった〜。一つの台詞がみんなとの色々なやり取りで、様々な意味を持ち出す。うん、みんな素敵でした。


その後休憩を入れ、モノローグの稽古。
この稽古のテーマは、『観客から愛される!』


舞台の上で、普通は、誰かと話すのですが、モノローグ(独白)は、戯曲上では一人台詞なので、語りかける相手役がいない。ので、観客を相手役として、伝える・話しかけるのです。(モーメンツ的にはね)
今日は、戯曲からではなく、最近、自分が感じていることを語ってもらいました。
一回りしたあと、今話したことを歌にしてもらいました。
即興で歌ってもらうのです。うまく歌うことが大切なのではなく、観客に愛されることが大切!これ、ほんと大切!難しいけどね。。。


注意点
*一人で勝手に演じてはダメ。なぜなら、観客はおいて行かれてしまう。常に、聞いてくれている人・観てくれている人を感じ、その人たちが、今、どう感じているか?楽しんでくれているか?飽きていないか?などをちゃんと感じ、それを受け入れ、ちゃんと変化していく。観客とちゃんと交流すること。


みんな、それぞれとても魅力的でした。


さあ、次回は火曜日!
楽しみましょう!!!





銀座で見かけたクリスマスツリー!
キレイでしょ!


くれあ 公演終了から1週間
ワークショップがはじまりました。


今回は次回公演「マクベス」を課題に進みます。
初日1日目というか、永遠のテーマは、「身体と言葉の融合」


まずは、シアターゲームからウォーミングアップ。
そして、二人組みになり、リーダーが声を使って、もう一人を動かすというエクササイズ。(これモーメンツ定番)


声を出すリーダーは、相手を色んな風に動かすことを考えると、自分でも知らないような声がでてきたり、また、動かされているほうは、声につられて、いつもは絶対しないような動きがでてきたり・・・とかなり感覚的になれるエクササイズ。


しばらくそのエクササイズを行った後、マクベスの戯曲からどこでもいいので1文台詞を覚えてもらう。


そして、再度このエクササイズを再開。
ただし、今度は声を出すリーダーにこちらからテーマを渡す。たとえば、「火・水・風・土」などの自然要素。


声を出す側は、火を想像し、まずは具体的でいいから、火を声で表現する。もう一人は、その音を身体で感じ、火を身体で表現する。


身体に火のリズムが出てきたころを見計らって、「台詞」という指示を出す。
身体を動かしている人は、その動きを止めずに台詞を言う・・・


やっている間に、どんどんテーマの要素を変えていく。
春風→火→熱風→水→氷・・・など。
要素が変わるたびに、身体が変わる。そして自然と台詞の表現も変わる。怒っていたり、笑っていたり、ささやいたり・・・


最終的には、声のリーダーをなくし、テーマの要素だけを伝え、何もないところから、自分の想像力を使い、身体で要素を表現し、そこから台詞へと移行。そして、舞台上にいる他の人と、やり取りがはじまった。
身体の要素は、火であったり、風であったり。そして使っていい言葉は、自分の1文だけ。


自然と「火」の人間が「風」の人間を追っかけ、「風」の人間は、するすると「火」の人間から逃げる。
男女の駆け引きのようなものが、自然と生まれる。
自由に笑ったり、怒ったりしながら・・・


もう1チームは、「火」と「火」
こちらもぶつかりあったり、勢いの強弱があったり、巻き込もうとしたり、一緒に大きく燃えたりと、様々な葛藤が見えたりと・・・


ほんと、楽しく素敵な時間でした!
即興でやってもらっているので、こうやってやろう!とか何も計算せず、飛び込んで、頭ではなく、感覚的になっていて、自然と沢山のことが生まれていました。


さあ、明日は筋肉痛とお友達。
やさしくいたわってあげてくださいね。
そして、土曜日に会いましょう!



<<   2006年 11月   >>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

Copyright (C) THEATRE MOMENTS All rights reserved.