やなぎ 先日・・・気がかりな夢を見た。
 
そこは、劇場。薄暗い照明に照らされている二人がいる。
 
上手に佐川大輔と、下手に高光里実だった。
 
上演されて、まもなくか、それともラストを迎えているのか、わからない。
 
二人の会話が続いている。
 
すると、突然、佐川の台詞が止まった・・・。
 
彼は台詞を忘れたのだった。
 
どんどん彼の呼吸が浅くなっていくのがわかる。
速くなる鼓動。にじみ出る嫌な汗。乾いていく唇。停止する思考。
 
高光が心配そうに見ている。彼女がとった行動は佐川の左足のマッサージだった。
 
そこで夢は終わった・・・
 
その日は少しだけ二人に優しくした。