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あるお医者様の言葉


｢僕は、病気を診ているののではなく、患者を診ている｣

昨日の稽古で難関突破してから、なんだろ、ぐぐぐっとラストが見えてきました。


『マクベス』に対して、各自の思いなどを徒然に話し合い始め、ｱｲﾃﾞｨｱなどを出し合い、みんなで創ってきたものが、具体的な形をして現れた。
ラストに向かって、みんなの想い（野望＝妄想）が溢れてくる。


自分が良いと思うこと・こうしたいと思うことが思い残すことないように、語られる。


演出は、それを聞き、書き留め、全体を思い返しながら、自分の野望を語りつつ、選択していく。


今日、演出は、一つ、とても大きな決断を下し、発表した。


原作『マクベス』とMOMENTS版『マクベス−シアワセなレシピ−』とのもっとも大きな変更点となるであろうこと。


みんなは、真剣に考える


各々、思ったこと・感じたことを話し、それについて、みんなが考えたことなどを話し合う。


対照的な考え方としては、
礼『原作者のシェイクスピアに対して、悪い気がする。』
くれあ『シェイクスピアも感謝するよ！』


ほんと、私って単純だわ・・・


10人10色ね〜
だから、共同作業って楽しい。
新しい発見がたくさんある。
誰の考えが正しくて、誰のが間違っている・・ということではない。今回のこの作品に対して、バランスを考え、どの野望が最も適しているか。


10人10色の野望を必死にまとめ、整理し、選択し、この瞬間、このメンバーでしか作れない作品が出来上がっていく。


このメンバーとならどこまでも一緒に泳いでいける。どんな危険な場所へも旅することが出来る。


そんなことを感じた・・・・・・・・よ。


モノを生み出す苦しみと、喜びが溢れるシアワセな稽古場より


そうだ、今日、サテライト行きになった野望は、美香子の野望。
ず〜っと前からどこかで入れてやる！と美香子が熟成してきた野望！演出もその美香子の野望に対する熱い想いに負け、今日稽古したシーンにで、入れることを考え、とりあえず、やらせてみた。


みんな、転がった・・・笑いながら。
あまりに、あまりに、おかしすぎる。
たぶん、ここでこの野望を入れると、お客様は、それまでのことを全て忘れてしまうくらい、インパクトが強すぎた。
これは、単純くれあでも、シェイクスピアは怒るかも・・・と思ったくらい、おかしい。


演出は、「ここでこれはなし」と選択した。


でも、美香子の目は、諦めていない・・・さあ、どうなるか？