だい 今日は世田谷で観劇!

「カフカの猿」という演目。

人間の言葉を話せるようになった猿。

その猿が学会で、「人間的猿(?)」になるまでの体験を語る・・・

そんなストーリのカフカの原作を、一人芝居にした作品でした。

主演はキャサリンハンターさん。

キャサリンさんは、3月に私がワークショップを受けたマルチェロ・マーニさんの奥様で、「オリヴィエ賞」というイギリス最高権威の演劇賞を受賞した名優!

前にもキャサリンさんの芝居は見たことあったけど、一人芝居だと、その凄さは際立ったねぇ。

そもそも今回、彼女は「猿」の役!

だから、舞台に出てきた瞬間から、もう完全に「人ならざる感じ」が凄し!!

僕はプライベートで少しだけお話したことあるけど、普段はチャーミングで小柄な彼女なのに、舞台上では「別の何者か?!」になってる。

リズム感、呼吸、体の使い方、目線、声の出どころ・・・・。

佐川が勉強した「ルコック演技術」の方法論が完全に生かされてて、とても手本になると同時に、作品としても、素晴らしい「演劇」でした!

これね、一般の人が見ても面白いと思うけど、特に俳優は、ぜひ!ぜひ!見に行くべきと思うけどねー。

「半端なリアリズムを超えたリアルな演技」、「世界基準のハイレベル演技」がここにあるよ!

「演劇、演技の可能性」に触れることができまっせーー!!


カフカの猿