くれあ 昨日までの3日間、福島県中地区の高校演劇コンクールの審査員をさせて頂きました。

今年の夏、福島の高校生たちに3日間合宿で教えましたね〜もちろんその合宿に参加した生徒もいるわけで。

でも変な情がわかないように、あえて合宿の時は、学校名やらを確認せず。名前もニックネームで、一切本名は理解せず。
ま、ニックネームはいつものことですが、それが審査する私にとってはちょうどよい!

大事なのはここから。
10校中、6校が生徒創作。
県中地区ではとても珍しいとのこと。
生徒創作でない作品も含め、テーマが「いじめ」「死」「戦争」と苦しいものがほとんど。
1作品観終わるたびに、「はーっ」と、複雑な思いで、審査員控室へ。そして他の審査員の先生方と話す。
3日間、これの繰り返し。

基本、高校生の創作は、まだまだ作品としては、粗もあります。そりゃそうだ!既成で高校演劇で全国大会に行っている顧問の生成が書いたような作品に勝てるわけがない!

でもね、あえてそういう名作(安全)な作品ではなく、自分たちの今の想いを伝えたい!という想いは、私の心にたくさんのものを感じさせた。

4年半前に3.11が起き、当時、小学高学年、中学生だった彼ら。
その彼らが、敏感に今の日本・世界の社会情勢を感じ、考えている。この社会にしっかりと巻き込まれ、感じ、考えずにはいられないのである。
そして、より良い日本・自分たちは生きやすくなる、不安のない生活を送るには、どうしたらいいのか?

そんな想いが、私の心と体に重く圧し掛かってきた。

そして、そんな想いを知ってしまった私は、何をしたらいいのか?何ができるのか?何をしなくてはいけないのか?

まずは、勇気をもって創作し、私たちにその想いを伝えてくれた彼らに、心からの尊敬と感謝を!

そして、福島にこんなことを感じ、考えている高校生がたくさんいることを、大人に伝えたいとこれを書きました。

福島は、まだまだですよ。
ニュースでも毎日各地域の線量を伝えていますよ。
避難している方は、眠剤を使用して眠っていますよ。
その他にもその他にも、苦しんでいることがたくさんたくさんありますよ。
そんな福島に何ができるか?

考え続け、思いついたことから行動を。。。