だい
マカオフリンジフェス、来訪二日目。

今回は世界遺産での公演。

昼間は観光客で一杯なので、夜6時からしかリハーサルができない。

野外だから、照明、音響、字幕など、全てをこの芝居のためにセッティング。

ゆえにトラブル続出!

音も、字幕もでない!

ホントは佐川が音響オペレーションの予定だったが、スタッフ対応してると、どんどん時間がなくなる。

僕は俳優たちの場当たりをしなくてはならないのにー!

明日も夜のみのリハーサルで、八時半にはゲネプロをしなくてはならない!

そんななか、マカオには珍しく雨が降りだす。

急遽、本来は衣装スタッフのゆうちゃんに音響を任せる。

前回の楢山節考の時にも、音響してくれたから、急な対応でもこなしてくれた!

字幕担当はくれあ。

くれあはホント頭の回転が早いので、どんどん現地スタッフに要望をだし、クリアーしてくれる。

二人の存在は、ホントにでかい!

予算がないので、二人は手弁当参加だが、いなかったらと思うとぞっとする。

役者陣も雨のなか、休憩も取らず、頑張ってくれている。

やはり懸念通り、字幕が見えづらいとか、
客席に段差がなく舞台が見えづらいなどの問題はあるが、なんとかカーテンコールまで、段取りをつける。

この芝居「生者のための葬儀」は、雨の芝居である。

折からの雨は、きっと俳優にとって、劇の与状況を感じることができたのでは。

何かの思し召しだとポジティブに解釈!

与えられた状況のなかで、ベストを尽くそう!