くれあ 公演終了から1週間
ワークショップがはじまりました。


今回は次回公演「マクベス」を課題に進みます。
初日1日目というか、永遠のテーマは、「身体と言葉の融合」


まずは、シアターゲームからウォーミングアップ。
そして、二人組みになり、リーダーが声を使って、もう一人を動かすというエクササイズ。(これモーメンツ定番)


声を出すリーダーは、相手を色んな風に動かすことを考えると、自分でも知らないような声がでてきたり、また、動かされているほうは、声につられて、いつもは絶対しないような動きがでてきたり・・・とかなり感覚的になれるエクササイズ。


しばらくそのエクササイズを行った後、マクベスの戯曲からどこでもいいので1文台詞を覚えてもらう。


そして、再度このエクササイズを再開。
ただし、今度は声を出すリーダーにこちらからテーマを渡す。たとえば、「火・水・風・土」などの自然要素。


声を出す側は、火を想像し、まずは具体的でいいから、火を声で表現する。もう一人は、その音を身体で感じ、火を身体で表現する。


身体に火のリズムが出てきたころを見計らって、「台詞」という指示を出す。
身体を動かしている人は、その動きを止めずに台詞を言う・・・


やっている間に、どんどんテーマの要素を変えていく。
春風→火→熱風→水→氷・・・など。
要素が変わるたびに、身体が変わる。そして自然と台詞の表現も変わる。怒っていたり、笑っていたり、ささやいたり・・・


最終的には、声のリーダーをなくし、テーマの要素だけを伝え、何もないところから、自分の想像力を使い、身体で要素を表現し、そこから台詞へと移行。そして、舞台上にいる他の人と、やり取りがはじまった。
身体の要素は、火であったり、風であったり。そして使っていい言葉は、自分の1文だけ。


自然と「火」の人間が「風」の人間を追っかけ、「風」の人間は、するすると「火」の人間から逃げる。
男女の駆け引きのようなものが、自然と生まれる。
自由に笑ったり、怒ったりしながら・・・


もう1チームは、「火」と「火」
こちらもぶつかりあったり、勢いの強弱があったり、巻き込もうとしたり、一緒に大きく燃えたりと、様々な葛藤が見えたりと・・・


ほんと、楽しく素敵な時間でした!
即興でやってもらっているので、こうやってやろう!とか何も計算せず、飛び込んで、頭ではなく、感覚的になっていて、自然と沢山のことが生まれていました。


さあ、明日は筋肉痛とお友達。
やさしくいたわってあげてくださいね。
そして、土曜日に会いましょう!