くれあ 昨日、利用した駐車場。
本来は大きな月極専用の駐車場。
その中に10台分くらいかな?24時間1000円の時間貸しの駐車スペースがあった。


でも、普通の時間貸しとは異なり、機械でタイヤを止めてしまうものなど何もついていない。
止めたスペースのそばに監視しているものも、料金を支払うところも、管理している人もいない。


「ほにょ?」


と探してみると、ちょっと離れたところに、ちっちゃな小屋みたいなものがある。
そこへ行ってみると・・・・・・


紙が張ってある。


『この紙に、車のナンバー・名前・電話番号を記入し、クリップで1000円札を留め、横のポストに入れてください』


「へ?」


驚きながらも、素直に従い、記入し、1000円を留め、ポストへ。


このポストもね、普通のポストの入口を紙とかガムテープなどを使って、小さくして、手が入らないように手作りで細工してあるだけのもの。
子供なら手が入ってしまいそうな・・・


「ほ〜〜」


と思いながら、その場をあとに・・・


稽古場に着き、ふと、手に持っているべきコーヒーポットが無いことに気づき、あわてて、駐車場へ。


ちょうどのタイミング。
駐車場の主のおじちゃんが、ポストから記入用紙にクリップでくっつけられた1000円をいくつか取り出していた。


くれあ 「すいません、ポット置いていっちゃって・・・」


おじちゃん 「なんでこんなものが置いてあるのかと思ったよ。前なんか、車の鍵が置いてあってさ〜。お金、入れた?」


くれあ 「はい。入れました。素敵なシステムですね」


おじちゃん 「(にこ)苦し紛れだよ」


これだけだったんだけど、嬉しかったんだ。


古き良き時代・・・なのかな〜


信用で成り立っていることだけどさ、こういう駐車場や、畑の横にある無人の野菜売り場とかさ、大好きなんだ。


なんでだろうね。


信用されてるって思うからかな。


そういうことをやっちゃう人の心に、人を信じる余裕があると感じるからかな。


こういうおばちゃんになりたいな。