まさ さてさて、やって参りましたワークショップ4回目!
今回はまさーんがお伝えします。
 
一週終えて、二週目です。
参加メンバーも緊張が解けて楽になってきました。
火曜日は、からだ、からだ、からだー。
 
メニュー
・リズムに合わせて(リズムエクササイズ)
・4人の息の交換〜見えない風船を膨らます
・ストレッチ
・歩く、歩く、歩く
・そして4人の歩くからだ
・「夢十夜」
 
参加メンバー
える、おぎぃ、ふくみ、しみっち、まさ、まな、やなぎ
 
空気、空間によって見えるもの。
今回もたくさんの素敵な瞬間が生まれました!
 
長くなったので続きは下へ
 

 

息の交換〜見えない風船を膨らます

これは相手に息を渡し、一緒に呼吸をしてみようというもの。
いつも二人でやる息の交換をこの日は四人でやってみる。
はじめは少し躊躇。でも次第に不思議と意志統一がとれてくるのです!
演劇って不思議だなぁ。
 
そして、くれあさんからの指示で大きな風船を膨らましてみる。
稽古場いっぱいに膨らんだ風船。
そこにいた人には見えるはず。
四人で高く飛ばしてみよう!
息を合わせて・・・、とんだ!
 
呼吸を合わせていくと見えないものも見えてくる。
俳優同士が見えるとお客様にも伝わるのね。
 
 

歩く、歩く、歩く

くれあさんの指示でまずは普通にまっすぐ歩く。
てくてくてく。
 
そして大またで。
てくてくてく。
 
もっと大またで!
てくてくてく!
 
後ろに下がるステップが入る。
てくてくてくてく、ん、ん、てくてく!
 
リズムに合わせて!!
てく、てく、てく、てく、ん、ん!
 
リズムアップ!!!
てく、てく、てく、てく、ん、ん!
 
一歩を大きく早く歩くと必然的に身体の重心が下に下に下がってくる。
決して飛ばない。だが進行方向に身体を最大限使って進む。
何度かやってさすがにへばる。
おぎぃ「部活以来だ!」
しかし、このとき使っている筋肉群が俳優にとっては非常に大事なのだ!
 
この下への身体性。
昔の日本人が持っていた、無駄のない、優れた身体である。
(まさ注:アジアの神様は下にいて、西洋の神は上にいるから、という説を聞いた事がある)
 
 

そして4人の歩くからだ

そして、息の交換をした四人が、歩く。
即興のパフォーマンス。
お互いを感じ、今、この空間で自分の身体がどうありたいのか。
 
オギィの身体のあり方が変わる、エルが受ける、フクミがついていく、マサは反発する。
今この瞬間、空間を感じ、身体に従う。
 
歩くだけで、身体だけで、瞬間的な関係性が見える。
そして、崩れる。
また別のドラマが展開する。
 
 
そうして15分。
素敵なパフォーマンスをしてしまいました!
大切なのは、常に周囲を感じていること。
そこで感じた身体に素直になること。
 
 

「夢十夜」

夢十夜。
いわずと知れた漱石の作品。
この中から場面を選んで、パフォーマンスにする。
 
この日の一番手はフクミ。第三夜。小僧を背負った男である。
エルは背負われ、アンサンブルは深い森だったり獣だったり。BGMつき。
幾つかの指示を受けて、トライ!
 
フクミが見せたいものは見えたが、
・やりたいことに焦ってしまって、伝わらない言葉があった。
・アンサンブルのあり方がはっきりしない。
打ち合わせを再度。トライ。
 
フクミが落ち着いていたし、伝えたいことが明確になった。
各自がきっちりと役割を果たすのはとても大事ですね。
 
 
そして、マナ。第七夜。
長い航海の途中で「つまらなく」なり海に飛び込んで後悔する。
航海で後悔。(←ごめんなさい。)
 
男に話しかけるがつまらない、決心し、台の上に上る。
そしてでんぐり返しをして落ちようとする、その足が離れた瞬間!
マナが落ちた足元、川の字に並んだ男たちが丸太のように転がって運んでいく!
 
     コロコロコロ
まな >> |||| >> 退場
 
そして船はゆく・・・。
 
アイデアは面白いのだが、
・やることに躊躇が見えた。
・マナのやろうとした事と違う事が起こっても、その反応をする。
[ラストに流されるとき、笑いたくなったら笑う。その瞬間に起こったことのみを頼りにする。]
そして再度トライ。
 
だが、つまらない男から決心までに時間がかかる。
その時、その瞬間を、逃さないこと。
 
 
 
今回はこんな感じでした。
次回からは12月!
師走ですね。
走れ〜〜。